ずるい「人を踏み台にする人」から脱却する3つの心得

社会人になると、普段の生活やビジネスにおいて、人を踏み台にするずるい人が現れることがあります。このようなずるい人がいると、いつも自分が損な役回りになってしまう人も多いことでしょう。このようなことに巻き込まれないようにするためにも、また実際に巻き込まれている場合にはそこから脱却するためにも、さまざまな心得を頭に入れておくことが大切です。

人を踏み台にするずるい人から脱却する心得として、まず第一に挙げられることは、自分の意志をはっきり伝えるようにすることです。ずるい人の多くは、自分が優位に立ちたい、人を利用しようとする特徴があります。このことから誰かに隙がないかどうかを常にうかがっているといえるでしょう。万が一ずるい人が何かしらのもうけ話などを持ちかけてきた場合でも、自分がはっきりとしない態度を取らなければ、そこにつけ込まれてしまう可能性が高まります。一番の対策として覚えておきたいことは、自分の気持ちをしっかりと伝えることです。いやなことがあったのであれば嫌と伝え、どう考えても無理なのであれば無理だと強気で伝えるのです。このようにすることで、面倒な人だと思われて、自分からは離れていくことでしょう。

二つ目の対策としては、責任転嫁を防ぐためにも、約束ごとなどはメッセージや書類などで残しておくことが挙げられます。ずるい人の多くは人の揚げ足を取り、弱点を突いてくる特徴があります。一度弱みを見せてしまったり、あいまいなことをした場合には、それ以降何度も同じことをしてくるでしょう。一つ例をあげると、口約束でお金を貸した場合です。いつまでたっても返してくれないので返してほしいと伝えると、お金を借りた証拠がないと言われてしまい終わってしまうのです。このような約束を違反したり責任転嫁を防ぐためにも、万が一やり取りをしなければならないのであれば、その対策としてメッセージや書類などのような目に見える証拠を残しておくことが一番です。
三つ目の対策としてあげられることは、なるべく距離を置きかかわらないようにすることです。これが三つの中でも一番の対策といえるでしょう。もしもずるい人だとわかった場合には、トラブルに巻き込まれる前に距離をとり、逃げてしまうことが大切です。例えば恋愛関係で大切な人を取られる、お金を貸したまま返してもらえないなどのようなトラブルに発展する前に、かかわらないことが一番です。もしかすると自分が思ってもみないことを上司や同僚などに吹き込もうとすることがあるかもしれません。しかし後ろめたいことがないのであれば、普通に生活し堂々としていれば問題ありません。恋人を取られたり、ビジネスで優位に立たれて嫉妬してしまうこともあるかもしれませんが、相手はそれを楽しんでいることを覚えておきましょう。

事前にどのような人がずるい人なのかを見極めることも重要といえます。まず第一に、人により態度を変えていないかどうかを見極めましょう。自分にメリットのある人を見極め近づく傾向にあるので、人により態度を変えている特徴があります。またすぐに見返りを求めないかどうかを確認しましょう。損得勘定で動いている人が多いので、人に親切にしたりいい人として近づいた後には、すぐに見返りを求める傾向が強いです。さらに周囲に何かしらのことを指摘された場合に、言い訳をするかどうか、また自分の非を認めるかどうかをチェックしてみましょう。自分が得をするためには平気でうそをついたり、不正を働くこともあります。指摘があった時に言い訳をするのか、また非を認めているのかをチェックすることは、見分け方としては非常に有効といえます。